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「cycle life is beautiful」 はじめに及び第一章第一節

はじめに

「なぜデマルキ京都店があるのか」

デマルキ京都店は2015年7月オープンし、1年が経ちました。この1年を通じてわかったことが沢山あります。そこで本カテゴリー:「感動のデマルキ De Marchi」では、それを皆様にお伝えしていきたいと思います。

一年を通じて分かったこと

「バイク、服装をみるとその人のバックボーンが見えてくる。」

「その人の生き様がみえてくる。」

デマルキ京都店に来られる方は、何かしら「なりたい自分」をお持ちです。そのなりたい自分になるためのツールとしてデマルキのサイクルウェアを選ばれました。そもそも、いぶし銀のようなデマルキを選んだ時点で見る目があるのでしょう。デマルキ製品の本質とその良さが発揮される使い方をしてくださいます。

「デマルキとユーザーがお互いよいパートナーとなる。」

一方で、今は、「なりたい自分」がなくても、「今よりよくなりたい」と漠然と思うサイクリストのお客様もいます。デマルキ京都店はそんな人に「なりたい自分」が見つかるような提案もしています。デマルキ京都店の理念は「なりたい自分」、「生き様(ざま)」となるスタイルを見付けてそれを実現する場を提供することです

そこには、デマルキ京都店が1年間を通じてお客様とのコミュニケーションをとり、その中で気づいたサイクルマインドが数多く含まれます。そのサイクルマインドの中から、まずはデマルキ京都店が考える「よいサイクルウェア」の条件10か条をご紹介します。デマルキ京都店はこの10か条がユーザーにとって将来役立つものと考えています。このユーザーへ役立てる魅惑的な提案をすることがデマルキ京都店の使命と考えています。今より一歩前へ。

第一章 デマルキ京都店が考える「よいサイクルウェア」の10か条

第一節 「第1条 イノベーター(革新者)」

「革新的なウェアは競技思想のサイクリストにも役立つし、競技思想をもたないサイクリストにも役立つ。」

イノベーターとは、ユーザーがある目的を実現するための手段として、(既存の概念を改め)(競技志向並びライドを愉しむユーザー)プロ選手よりも良い(現段階で入手可能な最高の素材・技術を用いた)最先端素材、最先端技術を追求することに応えあるいは先取りし、作り続けユーザーに喜びを与えることのできる存在。

革新性が「持つ喜び」に役立っている

「人よりいいもの、プロよりいいもの」を求める人はいます。「イノベーター」の素材、あるいは、それが生み出すサイクルウェアには、その「持つ喜び」を増大させる力があります。

「あの人が持っているものはやはり違うな」、「時代の最先端をいってるな」と羨望の眼差しをうけるリーダーのような存在感のある人はあなたの周りにもいるでしょう。実際に業界の著名人、時代の先を行く経営者や有名人といった人たちが、デマルキ製品を選び、他のサイクリストから一目置かれる喜びを楽しんでいます。人よりもいいもの、プロ選手よりもいいもの(現段階で入手可能な最高の素材・技術を用いた)最先端素材、最先端技術を駆使したサイクルウェアを使用して他のサイクリストから一目置かれる喜びがあります。また、そうしたサイクリストの周囲には、目の肥えた人たちが集まってきます。互いにウェアの革新性を認識し尊重し合う中で、一目置かれる喜びには大きなものがあります。

なお、ウェアの革新性を語る上で、プロ選手のウェアについて触れないわけにはいきません。なぜなら、プロ選手は必ずしも最良のウェアを着用しているとは限らないからです。ロードレースの大会ではUCI規定外のサイクルウェアを着用することは出来ません。

★引用:UCI規定「RIDERS’ APPAREL / 競技者の服装 Version on 01.05.2016  抜粋

1.3.033  It is forbidden to wear non-essential items of clothing or items designed to influence the performances of a rider such as reducing air resistance or modifying the body of the rider (compression, stretching, support). 空気抵抗を減じるように競技者能力に影響をあたえるため,あるいは競技者の身体を強制するため(圧迫,引 張,支持)の,付加的な衣類または物を着用する事を禁じる.

Items of clothing or equipment may be considered essential where weather conditions make them appropriate for the safety or the health of the rider. In this case, the nature and texture of the clothing or equipment must be clearly and solely justified by the need to protect the rider from bad weather conditions. Discretion in this respect is left to the race commissaires. 衣類あるいは器材は安全あるいは競技者の健康のために気象条件が求める限りにおいて必須のものとなりうる.この場合,服 装あるいは器材の種類と生地は,競技者を悪天候から護る必要性により明白かつ単に正当化されるものでな ければならない.この点の裁量はレース・コミセールに任せられる.」

尚、「付加的な衣類または物」とは、高機能高性能を有するものとして、コンプレッション機能を指す。コンプレッション機能を選ぶと圧迫力で血流が流れて疲労軽減・リカバリー(回復)力などを得ることが出来る。コンプレッションとは圧迫・圧搾をいう。

Equipment (helmets, shoes, jerseys, shorts, etc.) worn by the rider may not be adapted to serve

any other purpose apart from that of clothing or safety by the addition or incorporation of

mechanical or electronic systems which are not approved as technical innovations under article

1.3.004.

競技者が着用する装備(ヘルメット,靴,ジャージ,パンツ等)については,条項1.3.004 による革新的技術であるとして承認されていない機械的あるいは電子システムの付加または合体による衣類あるいは安全として以外のいかなる目的をも,適当であるとされることはない.

(text modified on 1.01.02; 1.01.04; 1.04.07; 1.10.10; 1.02.12).

プロ選手は最高のものを着ていると思われがちですが、決してそうではありません。それどころか、さらに妥協したウェアを着ていることが通常です。私たちもプロ選手のウェアを見る機会があり、クオリティーの低さを確認してきました。チームによって生地は異なり、中にはウェアの専門家である私たちをも唸らせる上質なものもありました。しかし、大半のチームはそうではありません。肉眼でも認識できる編地やメッシュ地の粗さや、且つ、プリントで覆われる比率など、最上位の生地でないことは容易に判別することができました。選手たちは与えられたものを仕方なしに着ているのでしょう。与えられた環境で結果を出すのがプロです。

しかし、この規定やプリントによる妥協は、プロ選手でないサイクリストには関係がありません。自由に広い世界で楽しむことのできる人には、革新性のある最上位のウェアを着る喜びを自由に楽しむことができるのです。

ちなみに、プロは何を着ても強いし速い。ホビーサイクリストとは素養が異なるので参考にならないこともあります。

既存の情報に囚われず、もっと自由に、本質的にサイクリングウェアを見て、あなたに合ったサイクリングウェアを見つける喜び・着る喜びを感じてほしいと思います。

 

続いて、その喜びの中身を見ていきましょう。

「進化」を求める人(刺激がほしい)

「「革新的」なサイクルウェアは「進化」を求めるユーザーの役に立つ。」

ユーザーが進化すると、サイクリングウェアに対する見方も進化します。

サイクリングウェアにさらなる進化を求めると、サイクリングの楽しみもまた深まります。その進化にはさまざまな速度があります。一歩ずつ進化することもあれば、あるとき急に登場した新素材によって劇的に進化することもあります。過去の例を見てみましょう。

例えば、生地。

サイクリングウェアの歴史として、当初はサイクリングウェアの素材はウールを使用していました。その後、化学繊維の登場により素材が軽量化されました。1960年代になるとスパンデックス(ライクラ)素材が登場し、化学繊維の優位性はさらに高まりました。また、プリント技術の登場によりスポンサーロゴが入れやすくなり、オーダージャージも大衆化しました。いよいよウール素材は影をひそめるようになりました。しかし、近年、ウール素材が進化し、糸の中空化による生地の軽量化や、化学繊維との混紡により取り扱いやすさが向上し、元々そなわっていた防臭・防菌・保温性・破れにくさなどはさらに機能向上が追求されました。紡績技術の進化によりウールの持つ利点が見直され、進化を求めるサイクリストの間では、ウール素材のサイクリングウェアが注目されています。

進化を求めるユーザーの目は今最新のウールに向けられています。

「最新」を求める人(誰よりも速く新しいものを手に入れたい)

「「革新的」なサイクルウェアは最新のモノを手に入れたいユーザーに役に立つ。」

サイクルウェアの進化の歴史をさかのぼるところから話を始めましょう。

なぜサイクルウェアが誕生したのか。ロードバイク競技は過酷なスポーツです。過酷なスポーツゆえにサイクルウェアが誕生したと言えます。

当時はサイクルウェアの発想自体が最新で革新的であったといえます。その後の時代と共に革新していったサイクルウェアを紐解いていきましょう。

長期的な歴史背景:1868年自転車初レースがパリで行われ、1903年に第1回「ツール・ド・フランス」が開催されたようにロードバイクの歴史は約100年以上前にさかのぼる。当時の道は未舗装で、アルプスの山々を走り続けるとてもタフなスポーツだったにもかかわらず、自転車で求められる機能を有するウェアは存在しなかった。自転車の特異性は、一部に大きな負荷、即ち股間部に負荷がかかる。当時はスチールバイクでサドルも皮だったので股間部との摩擦で股ずれを起こしていた。なぜなら、サッカー選手と同じスポーツ用のショーツを使用していたからだ。そこで、目を付けたのがオーストリア産のシカ革だった。湿気にさらされても柔軟性を長時間保つシカ革を股間部にあてればサドルとの摩擦から皮膚を守ることが出来た。これがのちにパッドに進化した。

サイクルウェアの特徴として①パッド②生地③縫製があげられます。

長期的な背景:革新的に変わった3点
  1. パッド:シカ革→化学繊維
  2. 生地:ウール→化学繊維
  3. 縫製:→立体縫製(立体裁断)
短期的な背景:革新的に変わった3点
  • パッド:複雑な立体構造、特殊な縫製、衛生面に配慮して革新的にしている。
  • 生地:化学繊維(再生繊維、合成繊維等)を使用して革新的にしている。

参考:高機能スポーツウェア、登山用ウェア、ベースレイヤー(インナー)

吸水、吸湿、速乾性能が重要となる用途で、登山などの例で言えば命にもかかわる性能です。

通常、ポリエステルもナイロンも、汎用のものをそのまま用いず、繊維に特殊な形状加工を施したもの、繊維に機能剤や加工剤などの化学物質を練りこんで性質を改質したもの、複数の繊維を混ぜたものなど、高価なものほど高機能な繊維製品を使っています。

このため、汎用ナイロンと、汎用ポリエステルの性能には当てはまらないものが存在します。

製品によってはどのような高機能繊維を使っているのか公開しているものもありますので、参考にするとよいでしょう。

  • 縫製:立体縫製 人間工学・解剖学をもとに縫製技術に革新

立体裁断:洋裁の世界では昔から、人体や人台に直接布地をあてて形をとり、裁断することをしてきました。平面上で製図した型紙を用いるのに比べて、意図したシルエットにより近いものができるのが特徴です。「立体裁断」は、洋裁の歴史の初期段階から存在した裁断技術の一つで、もっとも原始的な技術と言えます。しかし、今も尚、最高のパターンメイキングの技術でもあります。つまり、良いものを作ろうとすれば必然的に求められる技術であり、本質的な歴史ある技術であると言えます。

「好奇心」を満たしたい人(未知の世界を知りたい)

「革新的」なサイクルウェアは好奇心を満たしたいユーザーに役に立つ

科学者は未知の世界を知りたいという知的好奇心から革新的な発明をおこなうことがあると言います。ウェアもバイク同様、技術的な観点から選ぶお客様も少なくありません。あるお客様は、長年レーシングカーの設計に携わり、引退後はその対象をロードバイクに変更し趣味としてバイク設計に携わっておられます。技術者としてのモットーは「タブーはない。経験には頼らない。」こととおっしゃいます。常に変化し続ける周辺環境から遅れることなく、最先端にいつづけることを旨とするための言葉なのでしょう。その考えがウェア選びにも反映されています。また別なお客様の場合、生地を構成する糸の種類や細さ、それらがどのように編まれて生地になっているのか、という技術的な点を追求されます。いずれのお客様も、ウェアの革新性に興味をもち、知的好奇心を満たすかどうかでウェア選びをされています。

優れたウェアには革新性があり、それは、最新を知りたいという知的好奇心をもつサイクリストの役に立っています。

「成長」を求める人(自分を成長させたい。)

「革新的」なサイクルウェアは成長を求めるユーザーに役に立つ

サイクルウェアの品質の成長と自分の成長を重ね合わせることを楽しむユーザーがいます。昨年より距離も長く、タイムも短して自分を高めたいという意欲とサイクルウェアの進化が同調しています。より遠くへ走って今の自分を向上させたいと思うと同時に、パッドが進化し実際に遠くへ走れるようになる。レースに勝ってより自分を成長させたいという気持ちに応えるかのように、軽量、高ストレッチなサイクリングウェアが登場する。そうした欲求にこたえるためには、サイクリングウェアが成長しなければなりません。

最先端素材、最先端技術をうたっているだけで、実際には先を行く企業を数年遅れで追いかけているというケースも見られます。一時的に最新・最先端を実現していても、その後品質が落ちてしまった例もあります。ユーザーが成長を求めているのに、それに見合う最先端素材、最先端技術を提供できなければ、ユーザーの成長を止めることになります。見せかけではなく中身が本当に成長しているかどうかが重要です。

例えば、チネリのスーパーコルサ。

見た目はクラシックなままですが、素材はニオビウム鋼になっており、あなたの知らないところで革新が起こっています。見た目もパッケージも変わらずそのままですが、時代に合わせて乗り味や安全性は成長を重ねています。ユーザーの成長したいという欲求に応えて、品質も成長しています。

成長を求めるサイクリストがいる以上、サイクルウェアも「革新的」に成長しなければななりません。

「達成感」を求める人

「革新的」なサイクルウェアは「達成感」を求めるユーザーに役に立つ

達成感

「自分の限界の壁に挑戦し速さを追及し続ける!」というプロサイクリストやオリンピック選手のようなストイックな競技思想をもったお客様はデマルキ京都店にはあまりおられません。が、気の置けない仲間とのんびり走っているときでも少しだけ自分の限界の壁に挑戦するという話はよく耳にします。そうした挑戦と、その壁を突破したときの達成感は、体力レベルに関わらずスポーツを心から楽しむ人たちにとっての醍醐味です。その醍醐味を助けてくれるのが機材であり、ウェアもその一役を担っています。ロングライドに適したエンデュランス・バイクを入手したことによって一日の走行距離を100㎞から200㎞に伸ばした方がいます。同じことをウェアを変えただけで達成した方もいます。具体的には最先端のパッドがついたビブショーツを購入されただけです。10年前のパッドではなしえなかったことが今では実現できるようになりました。

ウェアの革新性はホビーライダーの達成感の実現に役立っています。

 

 

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